同じレギュラーサイズのペットシーツでも、1枚あたりの値段は6.9円から22.0円まで開きがあります。その差、3.2倍です。ただし安い側に並んでいるのは「薄型」と書かれた商品で、単価の安さだけでは決められません。
ペット用品全体の値上げ状況は ペット用品 値上げ一覧 2026 にまとめています。
最終更新:2026年9月12日/出典:ヨドバシ.com 掲載価格(税込)/用語集
結論:レギュラーは1枚6.9円〜22.0円
まずはレギュラーサイズ9商品を、1枚あたりの安い順に並べた表から見てください。
| 商品 | 枚数 | 価格 | 1枚あたり |
|---|---|---|---|
| 小林薬品 薄型ペットシーツ | 800枚 | 5,510円 | 6.9円 |
| ペットアイ ホワイトシーツ 徳用 | 180枚 | 1,500円 | 8.3円 |
| ユニフリー ハニーケア うす型 消臭抗菌 | 90枚 | 1,140円 | 12.7円 |
| ユニ・チャーム デオシート 消臭&フレグランス フローラルシャボンの香り | 120枚 | 2,200円 | 18.3円 |
| アイリスオーヤマ 超吸収ペットシーツ | 88枚 | 1,640円 | 18.6円 |
| ユニ・チャーム デオシート 無香消臭タイプ | 112枚 | 2,120円 | 18.9円 |
| ライオンペット アロマで消臭ペットシート | 62枚 | 1,250円 | 20.2円 |
| ボンビアルコン しつけるシーツ W消臭neo | 60枚 | 1,300円 | 21.7円 |
| コーチョー ネオシーツ+カーボンDX | 88枚 | 1,940円 | 22.0円 |
最安が6.9円、最高が22.0円。その差は3.2倍です。
袋の値段だけを見ていると、1,140円のユニフリーと1,250円のライオンペットは「だいたい同じくらい」に見えますよね。でも枚数は90枚と62枚で違います。1枚あたりにすると12.7円と20.2円で、1.6倍の差です。ペットシーツは1日に何枚も使う消耗品なので、効いてくるのは袋の値段ではなく1枚あたりのほうです。
この差が家計にいくら効くかは、1日に何枚使うかで変わります。1か月30日として、使用枚数別に出しました(1枚あたりの単価は表示どおりの数字で掛けています)。
| 商品 | 1枚あたり | 1日3枚 | 1日6枚 | 1日10枚 |
|---|---|---|---|---|
| 小林薬品 薄型(最安) | 6.9円 | 621円 | 1,242円 | 2,070円 |
| ユニフリー うす型 | 12.7円 | 1,143円 | 2,286円 | 3,810円 |
| アイリス 超吸収 | 18.6円 | 1,674円 | 3,348円 | 5,580円 |
| コーチョー ネオシーツ+カーボンDX(最高) | 22.0円 | 1,980円 | 3,960円 | 6,600円 |
最安と最高の差は、1日3枚なら月1,359円、1日6枚なら月2,718円、1日10枚なら月4,530円。年に直すと約1万6千円から約5万4千円です。たくさん使う家庭ほど、1枚あたりの単価を見る価値が大きくなります。 多頭飼いや、失禁のある高齢犬で1日6枚以上使っているなら、ここは真っ先に見直す価値があります。
単価を掛け算しただけの試算で、実際の交換頻度は考えに入れていません。厚型を1枚で複数回もたせる場合の計算は 薄型と厚型のペットシーツ、どちらが安い? にあります。
計算の前提
数字の出どころと計算のしかたを先に書いておきます。ここが曖昧な単価比較は、信用しないほうがいいです。
- 価格:ヨドバシ.com「トイレシート 人気ランキング」の掲載価格(税込)です。
- 取得時点:2026年9月12日時点の掲載価格です。価格は動くので、買うときの表示を確かめてください。
- 1枚あたり単価:ヨドバシ.comが表示している数値ではなく、価格÷枚数で当サイトが計算した値です。小数第2位を四捨五入しています。
- 対象:同ランキングに掲載されていた商品のうち、レギュラー9商品、ワイド6商品、スーパーワイド2商品です。ペットシーツ市場の全商品を網羅したものではありません。
送料やポイント還元は計算に入れていません。実際に払う額は、買い方によって変わります。
サイズが上がると、1枚あたりはどれだけ上がるか
シーツはサイズが上がるほど1枚あたりが高くなります。どのくらい上がるのかを、実際の数字で見ておきましょう。
ワイドサイズ
| 商品 | 枚数 | 価格 | 1枚あたり |
|---|---|---|---|
| ペットアイ ペットシーツ 徳用 | 100枚 | 1,900円 | 19.0円 |
| ペットアイ ペットシーツ | 50枚 | 1,080円 | 21.6円 |
| コーチョー ネオシーツEX | 46枚 | 1,260円 | 27.4円 |
| ユニ・チャーム デオシート 無香消臭タイプ | 54枚 | 1,980円 | 36.7円 |
| ライオンペット アロマで消臭ペットシート | 31枚 | 1,250円 | 40.3円 |
| ユニ・チャーム デオシート 無香消臭タイプ | 36枚 | 1,580円 | 43.9円 |
最安19.0円、最高43.9円。こちらは2.3倍の差で、レギュラーの3.2倍よりは幅が狭くなっています。
注目したいのは、ワイドの最安19.0円が、レギュラーの中位グループ(18.3〜18.9円)とほぼ同じ水準だという点です。つまり「安いワイド」と「普通のレギュラー」なら、1枚あたりはほとんど変わりません。サイズを下げれば必ず安くなるとは限らないんです。商品の選び方のほうが効く場合があります。
なお、ユニ・チャームのデオシート無香消臭タイプは54枚(36.7円)と36枚(43.9円)の2つが載っていて、同じシリーズでも入数によって単価が変わります。
スーパーワイドサイズ
| 商品 | 枚数 | 価格 | 1枚あたり |
|---|---|---|---|
| クリーンワン こまめだワン | 32枚 | 1,930円 | 60.3円 |
| ユニ・チャーム デオシート 無香消臭タイプ | 23枚 | 1,980円 | 86.1円 |
掲載は2商品だけで、60.3円と86.1円。レギュラーの中位(18〜19円台)と比べると、3.2〜4.6倍の水準です。
サイズ別にざっくり並べると、レギュラーの中位が18〜19円台、ワイドがその約2倍の36〜44円台(安いものは19円台)、スーパーワイドがさらに上の60〜86円台。大型犬やケージ全面に敷く用途ではスーパーワイドが必要になりますが、1枚あたりの負担ははっきり重くなると考えておいたほうがいいでしょう。
枚数が多いほど安い。ただし例外があります
レギュラー9商品を、今度は枚数の多い順に並べ替えてみます。
- 800枚 → 6.9円
- 180枚 → 8.3円
- 120枚 → 18.3円
- 112枚 → 18.9円
- 90枚 → 12.7円
- 88枚 → 22.0円
- 88枚 → 18.6円
- 62枚 → 20.2円
- 60枚 → 21.7円
大枠では「枚数が多いほど単価が安い」という傾向は出ています。800枚と180枚が上位2つを占めて、60〜62枚の商品は20円台です。
ただし、きれいな右肩下がりにはなっていません。90枚のユニフリー ハニーケアが12.7円で、120枚のデオシート(18.3円)や112枚のデオシート(18.9円)より安いという逆転が起きています。枚数は4分の1ほど少ないのに、単価は3割ほど安い。そういう関係です。
同じ88枚でも、アイリスオーヤマ 超吸収ペットシーツが18.6円、コーチョー ネオシーツ+カーボンDXが22.0円。1.2倍ほど違います。枚数が同じでも単価は揃いません。
つまり「大容量パックを選べば安い」は目安としては使えますが、最後の判断材料にはなりません。店頭で「120枚入だからお得だろう」と手に取ると、外すことがあります。枚数ではなく、価格÷枚数を計算してから選ぶのが確実です。売り場でスマホの電卓を数秒叩くだけで、この逆転は避けられます。
安い側に並んでいるのは「薄型」です
ここが、この比較でいちばん正直に書いておくべきところです。
単価の上位を、商品名の表記ごと確認してみます。
- 1位・小林薬品(6.9円):商品名に「薄型」と明記
- 3位・ユニフリー ハニーケア(12.7円):商品名に「うす型」と明記
- 2位・ペットアイ ホワイトシーツ 徳用(8.3円):商品名からは薄型かどうか判断できません
では、単価が高めの商品はどうでしょう。アイリスオーヤマは「超吸収」、コーチョーは「+カーボンDX」。どちらも吸収力や消臭機能を前面に出した名前になっています。
安い側に薄型が並び、高い側に機能訴求の商品が並ぶ。この対応関係は、価格表を眺めればすぐ見て取れます。1枚あたりの安さと吸収量は、基本的にトレードオフの関係にあると考えるのが自然でしょう。
大事なのはここから先です。薄型のシーツは、1枚あたりの吸収量が少なければ交換の回数が増えます。6.9円のシーツを1日6枚使えば1日41.4円。18.6円のシーツを1日2枚で済ませれば1日37.2円です。単価が2.7倍高いほうが安くなる、という計算になります。単価の安さは、交換枚数が増えれば相殺されて、場合によっては逆転します。
ただし、各商品が実際に何mL吸収するのか、1枚で何回分もつのかというデータは手元にありません。商品名の表記から「薄型は安く、機能訴求品は高い」という価格上の傾向は言えても、「薄型のほうが総コストで高くつく」とは断定できません。ペットアイ ホワイトシーツ徳用(8.3円)にいたっては、薄型かどうかすら商品名からは分かりません。
見るべきなのは1枚単価ではなく、1日あたり(または1週間あたり)に実際にかかる金額です。愛犬が1回どれくらい出すか、いま何枚使っているかを押さえたうえで、交換枚数まで含めて計算する必要があります。この考え方は 薄型と厚型、1日あたりのコストはどちらが安いか で詳しく扱っています。
単価表は出発点であって、結論ではありません。
値上げの状況
ペットシーツ関連で公表されている改定情報を整理します。
コーチョー:「ネオシーツ+カーボンDX 超厚型 レギュラー88枚/ワイド44枚/スーパーワイド18枚」と「ネオシーツカーボンDX レギュラー72枚」について、2026年5月1日から卸の上代が改定されています。ただし公表されているのは新上代のみで、旧価格および改定率は公表されていません。なので「何%の値上げか」は現時点では分かりません。
ユニ・チャーム:「介護用デオシート 60枚入」が2026年8月28日に2,780円から3,000円へ改定されました。+7.9%(税抜、販売店価格)です。
イオンペット:「PETEMO パワフル超吸収シート」が2026年8月24日に終売となりました。新商品への切替によるものです。終売そのものは値上げではありませんが、同じ商品を買い続けられなくなるという意味では、買い替え先の単価を確認し直す必要があります。
それと、価格改定と並んで気にする人が多い「実質値上げ」について。
ペットシーツについて、内容量(枚数)を減らす形の実質値上げの告知は、調べた範囲では一件も公開されていませんでした。 袋の中身が黙って減っていた、というタイプの改定は、少なくとも公表ベースでは見つかっていません。ただしこれは「告知が確認できなかった」という意味であって、あらゆる商品で入数が維持されていることを保証するものではありません。買い置きしていた袋と新しく買った袋で、表示枚数を見比べておくと確実です。
コストを下げる3つの方法
単価表から言える、実行できる手段を3つ挙げます。
大容量パックに切り替える
単価上位2商品は800枚と180枚でした。1枚6.9円と8.3円は、60〜88枚クラスの商品(18.6〜22.0円)と比べて半額以下の水準です。まとまった枚数を買うことが、単価を下げるいちばん直接的な方法なのは間違いありません。
ただし2点、気をつけたいことがあります。
ひとつは保管場所です。800枚となると、それなりの体積になります。置き場所が確保できるか、買う前に確認しておいたほうがいいでしょう。
もうひとつは、前の見出しで書いたとおり、枚数が多い=単価が安いとは限らないという点です。90枚が120枚より安かった例のとおりで、大容量パックを選ぶ場合も価格÷枚数の計算は省略できません。
さらに言えば、800枚を買って合わなかったときの損失は小さくありません。初めての商品を大容量で買うのは、やはりリスクがあります。
サイズを見直す
いま使っているサイズが本当に必要か、見直す方法です。ワイドの中位(36.7円)とレギュラーの中位(18.6円)を比べると、レギュラーはおよそ半分の単価になります。
ただし「ワイド1枚をレギュラー2枚で代用すれば同じ」とは単純に言えません。レギュラー2枚を並べると継ぎ目ができて、そこから漏れる可能性があります。犬の体のサイズ、排泄のときに動くかどうか、トイレトレーの形状。うまくいくかは犬とトイレ環境次第で、一律には判断できません。
逆に、サイズを上げたほうが結果的に安くつく場合もあります。レギュラーからはみ出して床を汚しているなら、シーツ代より掃除の手間のほうが大きいかもしれません。
いま使っているシーツがどこまで濡れているか、端が余っていないか。数日観察してから決めることをおすすめします。
買う場所を変える
この記事の価格はヨドバシ.comの掲載価格です。同じ商品でも、販売店やタイミングによって価格は違います。単価表の順位そのものは商品間の傾向を示していますが、絶対額は購入先で変わります。
送料の有無、ポイント還元、まとめ買い割引まで含めた「実際に支払う額」で比べると、順位が入れ替わることもあります。販売チャネルごとの考え方は ペット用品はどこで買うのが安いか にまとめています。
ただし、安さだけで選ばないほうがいいです
単価の記事でこう書くのは矛盾しているようですが、ここを飛ばすと結局は損をします。
漏れると、シーツ代以外のコストが発生します。 吸収が足りずに周囲へ広がれば、床の拭き掃除、消臭剤、場合によってはカーペットやマットの洗濯が必要になります。1枚10円の差を追いかけて、毎回の掃除時間が増えるなら割に合いません。金額に換算しにくいぶん見落としがちですが、実際の負担は確実に増えます。
犬がシーツを気に入らないこともあります。 表面の感触や薄さが変わると、シーツの上で排泄しなくなったり、前足で掻いて破いたり、端をめくって外してしまうことがあります。こうなると単価の議論以前の問題ですよね。長く同じ商品を使ってきた場合、切り替えには慣れの期間が必要なこともあります。
切り替えは、まず1袋だけ試すのが安全です。 800枚入をいきなり買うのではなく、少量パックがあればそちらで試す。愛犬が問題なく使って、漏れも起きず、1日あたりの使用枚数が想定どおりなら、そこで大容量に移る。この順番なら、合わなかったときの損失は1袋分で済みます。
なお、シーツの種類と犬の健康との関係については、ここで扱えるデータを持っていません。排泄の様子や皮膚の状態に気になる変化があれば、シーツの検討より先に、かかりつけの獣医師に相談してください。
出典
- ヨドバシ.com「トイレシート 人気ランキング」掲載価格(税込)、2026年9月12日時点 https://www.yodobashi.com/category/162842/166369/166439/166491/166503/166504/ranking/
- 1枚あたり単価は、上記の掲載価格÷枚数で当サイトが計算した値です(小数第2位を四捨五入)
- 値上げ・終売情報は各社公表の改定告知に基づきます(コーチョー:2026年5月1日改定/ユニ・チャーム:2026年8月28日改定/イオンペット:2026年8月24日終売)

