ロイヤルカナンの値上げはいつから?

ロイヤルカナンの値上げはいつから?:改定日と、店頭価格が変わるまでのズレ メーカー・ブランド

ロイヤルカナンの総合栄養食は、2025年9月5日のメーカー出荷分から価格が改定されました。正規取扱店であるイオンペットの販売価格では、10月1日から+7.0〜10.0%。内容量は変わっていないので、表示価格が上がったぶんがそのまま実質の値上げ幅になります。

ペットフード・ペット用品全体の最新の改定情報は、一覧記事にまとめています → ペット用品 値上げ一覧 2026

最終更新:2026年9月12日/出典:メーカー公式リリース、イオンペット価格表/用語集メーカー索引

ロイヤルカナンの値上げはいつから

改定日と対象製品

ロイヤルカナン ジャポン合同会社が公式に告知した改定日は、2025年9月5日(金)メーカー出荷分よりです。

対象はロイヤルカナン 総合栄養食のドライ製品・ミルク製品。プロフェッショナル製品とユーカヌバ製品は対象外と明記されています。

ここで気をつけたいのが「メーカー出荷分より」という書き方です。これはメーカーが卸や小売に出荷する時点の話であって、店頭価格がその日に一斉に変わるという意味ではありません。実際、正規取扱店であるイオンペットが販売価格を改定したのは、約1か月後の2025年10月1日でした。手元の在庫や店舗の仕入れのタイミングによって、飼い主が値上げに気づく時期はばらつきます。「9月に買ったときは前の値段だった」というのは、矛盾ではなく普通に起こることなんです。

なお、食事療法食(ベテリナリーダイエット)はこの記事の対象外です。療法食は流通経路も改定の扱いも一般食とは別に整理する必要があるので、別記事で解説しています → ロイヤルカナン食事療法食の値上げと流通変更

価格改定の一覧表

以下は正規取扱店イオンペットが2025年10月1日に実施した販売価格の改定です。メーカー希望小売価格ではなく、あくまで同店の販売価格である点にご注意ください。他店では価格も改定時期も異なる場合があります。金額はすべて税込です。

犬用

商品名 容量 旧価格 新価格 改定率
マキシ パピー 15kg 24,371円 26,809円 +10.0%
ミディアム エイジング10+ 15kg 23,277円 25,604円 +10.0%
マキシ エイジング8+ 15kg 23,277円 25,604円 +10.0%
ラブラドールレトリバー ステアライズド 成犬〜高齢犬用 12kg 22,380円 24,619円 +10.0%
ミディアム ダーマコンフォート 12kg 22,380円 24,619円 +10.0%
ミディアム ライトウェイトケア 12kg 22,380円 24,619円 +10.0%
ミディアム ステアライズド 12kg 22,380円 24,619円 +10.0%
マキシ ダーマコンフォート 12kg 22,380円 24,619円 +10.0%
マキシ ライトウェイトケア 12kg 22,380円 24,619円 +10.0%
マキシ ステアライズド 12kg 22,380円 24,619円 +10.0%
エクストラスモール アダルト8+ 500g 1,281円 1,371円 +7.0%

猫用

商品名 容量 旧価格 新価格 改定率
センシブル 15kg 28,076円 30,883円 +10.0%
キトン 10kg 21,552円 23,707円 +10.0%
インドア 10kg 19,572円 21,529円 +10.0%
ベビーキャットミルク 300g 3,448円 3,689円 +7.0%

実際にいくら上がったのか

表示価格ベースの改定率

上の表を改定率で整理すると、きれいに2つに分かれます。

  • 大容量のドライフード(10〜15kg):+10.0%
  • 小容量のドライ・ミルク製品(300〜500g):+7.0%

金額で見ると、効いてくるのはやはり大容量品です。猫用センシブル15kgは28,076円から30,883円へ+2,807円、犬用マキシ パピー15kgは24,371円から26,809円へ+2,438円。1袋買うたびに2,000円台後半の差が出る計算なので、多頭飼いや大型犬の家庭ほど体感は重くなります。

一方、エクストラスモール アダルト8+ 500gは1,281円→1,371円で+90円、ベビーキャットミルク300gは3,448円→3,689円で+241円。1回あたりの差額は小さく見えますよね。ただ、このあと単価で見るとおり、1gあたりでは小容量品のほうがもともと高いことに変わりはありません。

繰り返しになりますが、これはイオンペットの販売価格です。メーカー公式の告知に改定率の記載はないため、「ロイヤルカナンが全国一律で10%値上げした」とは言えません。

内容量あたりで見た実質値上げ幅

値上げのときにいちばん気になるのは、「価格は据え置きに見えて中身が減っている」いわゆるステルス値上げではないか、という点だと思います。

今回の改定では、内容量の変更はありません。 15kgは15kgのまま、500gは500gのままです。なので、実質的な値上げ幅は表示価格の改定率とそのまま一致します。+10.0%と書いてあれば、1kgあたりのコストも+10.0%。ここは素直に受け止めてよい改定です。

単価で見ると次のようになります。

商品 旧単価 新単価
マキシ パピー 15kg 1kgあたり 1,624.7円 1,787.3円 +162.6円
センシブル 15kg 1kgあたり 1,871.7円 2,058.9円 +187.2円
インドア 10kg 1kgあたり 1,957.2円 2,152.9円 +195.7円
エクストラスモール アダルト8+ 500g 1gあたり 2.562円 2.742円 +0.180円

猫用インドア10kgの1kgあたり+195.7円が、今回の一覧のなかでは単価の上がり幅が最も大きい部類です。

なぜ値上げされたのか

メーカーが公表している理由

ロイヤルカナン ジャポン合同会社が公式リリースで挙げている理由は、「輸送費用や燃料費用の上昇」の一点です。原文の表現はこれだけで、内訳や影響度の説明は付いていません。

公表されていないこと

逆に、公式告知に書かれていないことも整理しておきます。

  • 改定率:公式リリースに記載がありません。この記事に載せた+7.0%/+10.0%は、すべてイオンペットの販売価格から計算した数値です。
  • 個別の製品価格:公式リリースに新旧価格の一覧はありません。
  • 原材料費への言及:公式が挙げたのは輸送費用・燃料費用であり、原材料費については触れられていません。

つまり、飼い主が改定額を知る手段は、いまのところ販売店の価格告知を見るしかありません。同じロイヤルカナン製品でも、店舗によって改定の幅も時期も一致するとは限らないんです。

ペットフード全体でなぜ値上げが続いているのか、輸送・原材料・為替といった背景は別記事で整理しています → なぜペットフードの値上げが止まらないのか

今後の値上げ予定

一般向けの小売価格について、現時点で新たな改定は告知されていません。

告知されている事実として1件あるのが、卸売サイトP2 Wholesaleがロイヤルカナンのブリーダー向け製品について2026年10月1日からの価格改定を告知している件です。

  • 旧価格での最終注文期限:2026年9月29日(火)11:00
  • 理由(原文):「原材料・物流コスト等の継続的な価格上昇のため」
  • 新価格:会員ログイン後のみ表示のため未確認

ただし、これはブリーダー向けの卸価格の改定であって、一般向け小売価格の改定が告知されたものではありません。ここから「一般品も10月に上がる」と読むことはできません。一般向けの動きについては、メーカーおよび各販売店の告知を待つことになります。

家計への影響は月いくらか

単価の変化がひと月の支出にどう響くか、具体的な数字で見てみます。

【試算の前提】 以下はあくまで計算例です。実際の給与量は、体重・年齢・避妊去勢の有無・運動量・製品ごとの給与量表によって大きく変わります。個体差があることを前提にお読みください。

  • 猫:体重4kg、1日の給与量50gと仮定
  • 犬:体重25kgの中〜大型犬、1日の給与量300gと仮定
  • 1か月=30日として計算

猫(インドア 10kg・1日50g)

  • 1日あたりの差額:195.7円 ÷ 1,000g × 50g = 約9.8円
  • 1か月:約294円
  • 1年:約3,571円

猫(センシブル 15kg・1日50g)

  • 1か月:約281円
  • 1年:約3,416円

犬(マキシ パピー 15kg・1日300g)

  • 1日あたりの差額:162.6円 ÷ 1,000g × 300g = 約48.8円
  • 1か月:約1,463円
  • 1年:約1万7,805円

猫1頭なら月300円弱。負担がないとは言いませんが、生活を組み替えるほどの額ではありません。一方、給与量の多い大型犬や多頭飼いになると、年間で1万円台に届きます。頭数のぶんだけ単純に増えるので、3頭飼いの猫なら月900円前後、年間で1万円ほどという計算になります。

では、どうするか

まとめ買い・大容量の考え方

単価だけを見れば、大容量のほうが1kgあたりのコストは下がります。ただしドライフードは開封後の酸化が進むので、容量を上げることが常に得とは限りません。判断材料は次の3点です。

  • 消費ペース:1袋を1か月程度で使い切れるか
  • 保管環境:直射日光と高温多湿を避け、密閉して保管できるか
  • 1頭あたりの給与量:少食の小型犬・猫が15kgを選ぶ意味は薄い

改定前の在庫を大量に買い込む「駆け込み」も、上の試算どおり浮くのは猫1頭で年間3,000円台です。使い切れずに酸化させてしまえば、差額は簡単に消えます。数か月で消費できる範囲にとどめておくのが現実的です。

切り替えを検討する場合の注意

値上げをきっかけにフードの見直しを考える方もいると思います。ただ、価格だけを理由に急いで切り替えるのはおすすめしません。いま食べているフードで問題が起きていないなら、それ自体が十分な価値です。

それでも切り替える場合は、一般的な注意として次の点を押さえてください。

  • 移行期間を設ける:現在のフードに新しいフードを少量ずつ混ぜ、1〜2週間程度かけて比率を入れ替えていく
  • 便の状態を毎日見る:切り替え期間中は軟便・下痢の有無を確認する
  • 複数を同時に変えない:フードと同時に環境やおやつを変えると、原因の切り分けができなくなる
  • 持病がある場合は獣医師に相談する:特に療法食を使っている場合、自己判断での変更は避ける

ロイヤルカナンの食事療法食については、流通面の事情も含めて別記事で整理しています → ロイヤルカナン食事療法食の値上げと流通変更

フード代を含めた年間の飼育コスト全体を知りたい方はこちら → 猫を1年飼うのにいくらかかるか

出典

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